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2016/03/04

ゆるとの出会い4

~ゆるとの出会い3のつづき~

その後、どんどん元気になる実感があり、東京の本部の専門講座に参加したり、ゆる体操のビデオも買って、正しい体操の仕方を行うと、益々元気になるという良循環に入っていきました。

その間、一度だけ岡山の小野勝之先生のところへ体験で行き、ゆる体操を習ったりしました。

元気になる内にこんな良い体操を教えられるのは素晴らしい思い、指導員の資格取得を目指すこととなったわけです。指導員用のビデオも買い、ほぼ毎日やっていましたが、まだそれでも身体は固かったようで、立ってやる体操をやっていると10分もしないうちに足首が痛くなり立つのがしんどい。

歩くのも10~15分以内が許容範囲と、まだまだボロボロでしたが、ゆるメカニズム受講でより深い理論の学習と試験に向けて猛特訓を続けました。 するとアトピーも酷い時を10とすると、3,4ぐらいに落ち着いていたと思います。



いざ試験を受けますと当時は即合否発表で一人ひとり講評がありますが、まず「身体が固い」と言われました(笑)。自分自身は日々効果を実感し上達してる感じがあったのですが、あえなく撃沈。

試験もおわり、前ほどゆる体操をすることはなくなりましたが、試験から数カ月後には全身と顔にあったアトピーが完治といってもいいぐらい良くなり、半年ぶりぐらいにあった友人が開口一番「どしたん。すごいキレイになっとるじゃん!」と驚くほどの改善ぶりでした。

しかし、それも束の間。人間不信になるストレスを受けると再びアトピーが悪化。びっくりするほど悪化し、再びどん底へと急転。ゆる体操で良くなる実感はありつつも、自分の意志で行い続ける気力が前ほどなくギリギリのところで持ちこたえる一進一退でしたので、そこから岡山の小野先生のところへ隔月で1,2回程度通うことで、ある程度持ち直しました。

そんな状態を続ける中、今度は準指導員資格が新たに設けられたので、再び資格取得に向けてトレーニングを続け、なんとか準2級を取得することができました。
その当りから再び良循環に入り始めて、準1級、正指導員、ゆるウォークと立て続けに合格もしました。

歩く体力も以前より断然高まり、車の運転でも30分ごとに休憩したい腰痛が4時間ぐらいは持つ程、良くなっていました。


しかし、また苦難が訪れ、2011年に車での追突事故を受けて、事故の瞬間に首にダメージを感じるほどのムチウチになり、再び身体が固まり始めます。ムチウチ自体の痛みは一ヶ月程度で収まりましたので、事故前と同じぐらいに戻ったかと思っていましたが、実は根深いところで固まっていたようで、それがじわりじわりと全身を蝕むように固まり始めました。

アトピーも1,2割ぐらい出始めましたが漢方などで小康状態を保ったので、ほっとしましたが、潜在意識で何かマズイなと思う悪循環が生まれていたようで、心のどこかで焦りがありました。

この焦りの正体は、いま思うとムチウチで生命維持に関わる脳幹が直接的にダメージを負うことで生命力の下支え機能が衰えて、良循環の土台を失いつつあることから来ていたものと思います。現在もこのダメージが残っていて、事故で身体がすごく固まると言われますが、本当にそうだと実感します。

ムチウチ後からは、集中力も下がり気味で昇級試験も上手くいかず、日々のゆる体操での効果も以前とは比べ物にならないほど減り、ゆるむ実感がどんどん無くなり、やっているけど効果が薄いという状態になっていました。

なんとかしようと色々とゆるの専門講座へと顔を出していますが、そんな悶々とした状態が4年ほど続いたところで、ついに破綻を迎えました。

2015年は、家の大掃除を半年以上かけてコツコツと空いている時間を使って推し進め、年末はDIYでプチリフォームをしました。特に、最後のほうは土壁を自分で剥がして塗るときに時間に追われ、疲労を溜めて久々の腰痛を我慢しながらも完成に至りましたが、それから一週間すると左肘の内側にアトピーが強く出始めました。

これを機に一気に全身と顔(まぶた)へとアトピーが広がり、ひと月もしない内に過去最大級にまで陥りました。漢方治療を受けますが効果はなく、体質が変わったのかと思い、食べ物やカビダニなどの36項目のアレルギー検査でも異常はなく困り果てました。

心身ともに限界でして、このままでは指導どころじゃなくなるので、原因究明に力を注いでくれる別の医師の信頼の元に、拒んでいたステロイド治療を了承するに至りました。

ステロイドは確かに効きます。歯を食いしばって耐え忍ぶほどの痒み痛みが嘘のようになくなりますが、翌朝から塗っていない口の中が、なにやらクスリ臭いのです。そして根本治療ではない。

薬漬けの人生は嫌なので検査結果を心待ちにしますが、汗アレルギーでもなく、詳細な検査でイヌの毛に少し反応がある結果が出ましたが、イヌがいる環境ではないので、先生も不思議がりました。

そこで、汗に含まれる金属に反応することもあると先生がいうので、金属アレルギーの検査をしたところ大当たりで6つの金属に陽性反応。その1つに亜鉛がありましたが、食べ物としては、牡蠣や豆類(コーヒー除く)、ナッツや納豆に多く含まれるので、身体には最低限必要なものだから過剰には食べず、人並みに控えてくださいとのこと。

しかし、それほど過剰に食べるようになったわけでもなく、アクセサリーを身につける習慣もなく、金属アレルギーもほぼ関係ないと思いましたが、四六時中、身につけている金属がありました。

銀歯です。

早速、かかりつけの歯医者にて銀歯成分を聞いた所、4つが該当しました。
ようやく、原因と思われるものの正体が掴めました。

思い返せば、19歳のときに過剰な精神的なストレスからアトピーになり、その後も精神的ストレスの度に悪化を繰り返すので、精神的なものがアトピーの起因と思っていましたが、最初の発症の前後に銀歯を初めて入れたのは確かです。前後関係を詳しく思い出すと、発症の1,2ヶ月前だったような気もします。

いま現在、銀歯を除去する方向でいますが、皮膚科医二人からは「それで治るとは保証できない」と希望を削ぐような話をされますが、現代医学ではアトピーの原因を100%特定できていない、という意味でした。

しかし10年以上、ずっと悩んできた原因がようやく分かりホッとする反面、よく薬も使わずに治った時期もあったなぁと振り返ります。常にアレルギー物質と触れ続けていながらも精神的・身体的ストレスによって疲労が許容量を超えると表に出てくるようです。

仮に銀歯を除去して良くなったとしても身体は年齢と共に常に固まって許容量が減る方向ですから、ゆるみ続けなければ別の事で病障が現れるので終わりはありませんが、マイナス要因が減り、1つ重荷を下ろしてラクになった分だけ健康度が上がることを期待します。

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