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2016/11/19

スケート日記6,7日目

久々のスケート日記ですが、これは最近の話ではなく
2015年から滑り始めたシーズン中のことになりますので、
1年以上前の話ですが、思い出しつつ書いていきます。


スケートリンクのシーズンが4月までのため
最後の方に駆け込むように6,7日目と行きました。

当初の目標であった、ゆるスキーみたいに両足接地のまま
レールターンで滑り続けることがスケートで出来るのか、という課題は
5日目あたりでは概ね出来たような気がして、正直飽きてました(笑)

また、スピードも結構出るようになり、逆にブレーキ能力が
追いつかなくなったので、急ブレーキの技術を習得せねば
ならぬ状況でした。

上手な人だと、身体を横に向けながらガリガリガリーーッと
氷を盛大に削って急ブレーキをかけてますが、
あれがイマイチ上手く来ません。

そこで、まずは手すりを使って立った状態から、スケートの刃を
真横に動かして、氷の表面をシャッシャッと軽く削ぐようにして
エッジの効き具合を身体で感じることからはじめました。


スケートのブレードは直線なようで僅かな円弧の曲線なため
どこか一点で氷と接しており、つま先寄り、真ん中、踵寄りの
どの場所で氷を真横に削ぐ動きをするかで脚に対する
抵抗感も異なりました。

つま先のほうでやると、モーメントが強く働いて脚を回転させる
ような作用も強いため、ブレーキをかける最中に真横キープを
維持するのが困難と判明したので、踵寄りで急制動をかけると
比較的上手くできるようになりました。

しかし、踵に行き過ぎるとブレードの後端を越えて
スリップすることもありますし、モーメントが一番弱いと思う
ウナ(脛骨直下点)に重心をかけているのが良いと思いました。

やはり、スケートでもウナが肝になりそうです。


そんなわけで、急ブレーキもある程度は出来るようになったので、
次の課題というか実験を思いつきました。

四角いリンクの角っこにて手すりに手が届く位置で、
腰幅とか肩幅程度の足幅で立った状態から、
片足をふっと浮かせてみるのです。
(周りの迷惑にならぬよう配慮しています。)

そうすると残った軸足と体軸の重心位置はズレてます。

通常の地面に立っていれば、軸足の支持点と、身体の重心落下点に
差があれば、支持点から重心落下点の延長方向へと体幹部の移動が
始まりますが、スケート靴を履いた氷上でやると、どうなるかという実験です。


面白いことに、股関節をゆるゆるにゆるめ、体軸もなるべく垂直キープで
いると、身体より先にスケート靴が滑り出すのですが、円を描くように
後ろに回り込みながら身体を長い時間支えてくれている感じでした。


長い時間というのは、陸上で同じことをした時と比べてという意味です。

通常そんな時間、片方の軸足でいれば身体がすごく移動して
早く二の足を着かなきゃコケちゃう!と思うよりも猶予があり、

二の足を思うところに着けるのです。

この時の、スケート靴が勝手に動くけれども、自分の身体から遠くは
離れ過ぎずに回り込み身体を支えてくれるという感覚は
非常に新しい感覚でした。

それがとても楽しくて、二の足もいろんな場所に着けば様々な
動きとなりつつも身体を支えてくれますし、体幹部自体は
ほとんど移動しないのでコケる心配も少なく、
多少無茶な位置に足を着いたとしても
手すりのすぐ側なので安心して遊んでました。

これは直径1m強の範囲内での事ですが下手に滑りまわるよりも、
こうやって身体とスケート靴と氷上との自由な関係を楽しむのが
本当はスケートの基本であり本質かもしれないと思いました。

特に、股関節をゆるゆるにしつつ自然におきるスケート靴の動きに加えて、
内転筋や外転筋を使って脚に回転を加えるかどうか、
エッジのつま先から踵までのどこに支持点をおいているか、
身体の重心と足の位置関係などの無限の関係性から
発生する運動を学習すれば、もっと上手になれるように感じます。



そんなわけで、スケートも楽しくなってきたし、
また次のシーズンも沢山スケートに通うぞ!
とは、ならないのでした。

理由は2つあります。

1つは、スケート靴の問題です。
貸出用のスケート靴のブレードの付いてる位置が良くないと思っています。

ブレードが足裏を左右に等分するように、中指と踵の中心を結ぶ位置なのですが
ゆるゆる棒の説明書をご存知の方であれば、これではウナを通らないし、
足のセンターとはズレてますよね。

このことは、子どもたちの滑りをみているとブレードが垂直に立たずに
足首から内倒れしてハの字になっている子が多いことからも、
ブレード位置が外寄りになっていることが原因だと思っています。




それを、職員の方に質問すると「(足首の革部分に)癖がついてしまっているから」
という回答で、そもそも癖が最初に付き始める原因については
ブレード位置は関係ないという認識でおられました。

しかし、すぐに内倒れするような靴だと初心者は立つことすら困難に感じ、
滑って楽しむことはさらに難しくなってしまうことを放置するのは、
客層として定着させる気がないのでしょうか。

これではまるで、外反足養成シューズでは?

さて、他人の心配は置いておいて、自分はすぐに内倒れしてしまうブレードを、
垂直キープ(脛骨とブレードの軸が一致している状態)するために足首周りの
筋肉を余計に使うことを嫌ったので、足首が脛あたりまでしっかりホールドされる
アイスホッケータイプの貸靴で練習してきましたが、それでも少し余計な力が
いるので、滑りつつゆるむには自前の靴を買わなければと判断し、
このままでは積極的にはスケートに足を運ぶ気にはなれないのが現状です。

ちなみに、もし自分の靴を買ったとしたら、ブレードの位置だけでなく
あとはブレードの円弧の頂点をウナにセッティングしてみたいですね。
現状のは足裏の真ん中に頂点がきてると思うので、ここの頂点を
変えることで、滑りも変わってくるものと期待しています。



2つ目の理由は、フッと片足を外してみたときの実験は
ジンブレイドの動き(下手なりのジンブレイドですが)を
やってみたわけです。

全身をゆるめて股間節から脚に乗っていく、という動きが
スケート靴と氷上の関係で様々な動きに変わっていくと気づいたので、
本質的な身体の操作としてジンブレイドなどをベースにしているのなら
上達のトレーニングとして積極的にスケート場に足を運ばなくてもいいか、
というわけです。

家でやるゆる体操で、スケートに役立つ能力も養われるなら
年1回ぐらいスケート場にいって上達を試す方法でも良いと思っています。

トレーニングとしては腰クネフリ、踵クル、足モジ体操をはじめ
ジンブレイドやゆるゆる棒の縦乗りなんかが有効ではないかなと。

高岡先生は世界のトップスキーヤーはジンブレイド(インサイド・アウトサイド)
が両方使えると書かれておられますし、レールターンには特に大事とのことで、
スケートでも同じなのかもしれません。

まだまだスキー場にいって試すには、スケートよりもかなり足が遠いので
二年ぶりぐらいになりますが今シーズンも一度ぐらいはスケートで試そうと思います。

興味のある方は一緒に滑りましょう♪

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